寺子屋トーク60「利他の取扱説明書:思いやり社会と仏教の実践 」

第一部(13:30-14:50) 稲場圭信さん・早瀬昇さん対談

第二部(15:05-16:30)スピリチュアルケア(大河内)、貧困問題(川浪)、自殺対策(竹本)現場報告

大河内 大博さん......................................浄土宗僧侶・ビハーラ21
川浪 剛さん...................................真宗大谷派僧侶・ソウルイン釜ヶ崎
竹本 了悟さん ...浄土真宗本願寺派僧侶、京都自死・自殺相談センター

< コメンテーター>
渡邊 太さん..................................大阪大学大学院人間科学研究科助教

日時:12月5日(日) 13:30〜16:30
場所:應典院(大阪市下寺町1-1-27)

超高齢社会の今、都市生活における匿名性、流動性、利便性、閉鎖性が、他人に対して無関心を貫かせる傾向をもたらしています。結果として自立生活ではなく社会からの孤立を生むことも指摘されています。このような時代にあって、私たちの<いのち>の質はいかにして維持・向上させることができるのか。人の弱さに寄り添い、悲しみと慈しみの中から支え合いの社会を実現するためのシナリオはどのようなものか、講演とディスカッションを通じて迫ります。
第一部は、宗教社会学の観点からソーシャル・キャピタルや利他性を研究してきた稲場圭信さんと、ボランティアの行動原理は「ほっとかれへん」という思いからと語る早瀬昇さんの対談です。第二部ではスピリチュアルケア(大河内さん)、貧困問題(川浪さん)、自殺対策(竹本さん)と、それぞれにテーマを掲げて多彩な活動に取り組む僧侶らを招きます。社会の問題と向き合う実践家、対話する仏教者らの現場の語りを通して、よりよい<いのち>の文化を育むための知恵を追究します。

第二部のコメンテーターを務めました。